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2008年6月 2日 (月)

ドント・シュート・ザ・メッセンジャー

今日の日経新聞に、日本IBM最高顧問 北城恪太郎氏の社長時代について書いている回顧録のような記事がありました。

この中で「ドント・シュート・ザ・メッセンジャー(情報をもたらす人間を撃つな)」という言葉が印象に残りました。

COSOフレームワークにおける情報と伝達に関連する観点ですね。

「イ.  内部伝達
   ・・・
   重要な情報が、特に、組織の上層部に適時かつ適切に伝達される手段を確保する必要がある」(「財務報告に係る内部統制の評価及び監査の基準」、企業会計審議会、2007.2.15)

経営トップがこのような姿勢でいるというのは、一方で風通しの良い企業風土(統制環境)の形成にも繋がりますね。このような統制環境を相当に意識して形成していかないと、「伝達される手段」だけ整備しても、それだけで現場から悪い話がタイムリーに正確に上がるとは思えません。

法令遵守等の問題では、我が国でも内部通報制度や公益通報者保護法が機能してきているようですが。

日経新聞 2008.6.2
 現場感覚 カリスマ社長説得 私の課長時代 日本IBM最高顧問 北城恪太郎氏

    あの日 再建託され、ひたすら「怒らないトップ」に徹する

・・・
一九九〇年代初頭、コンピューター産業にダウンサイジング(小型化)の波が押し寄せ、巨人IBMは苦境に陥る。日本IBMの再建を託されたのは北城氏だった。早期退職制度で五十代を中心に三千人超が去り、重責を負った三十代、四十代が恐る恐る改革に取り組み始めた。
・・・
とにかく怒らないことを心がけました。英語で「ドント・シュート・ザ・メッセンジャー(情報をもたらす人間を撃つな)」というんですが、現場の正確な情報が欲しかったら怒ってはいけない。怒られると分かっていたら社員は悪い話を上げません。
同時に七階層あった営業部門を三階層に減らしました。
・・・

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